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2018年9月定例会「正副議長選挙における候補者の所信表明を求める請願」賛成討論

カテゴリー: 議会報告

平成30年分請願第7号
「正副議長選挙における候補者の所信表明を求める請願」賛成討論

日本共産党 赤星ゆかり

ただいま議題となっております、平成30年分請願第7号「正副議長選挙における候補者の所信表明を求める請願」について、日本共産党の賛成討論を行います。

はじめに、「請願の趣旨に『選挙に入るか指名を受ける前に』とあるが、投票でも指名推せんでも両方選挙だから、請願文の趣旨が間違っている、紹介議員は無責任だ」などのご指摘に答えます。

請願者の思いは、すでに9月19日の議会運営委員会で、自民会派の委員からの質問に答えて説明しており、それで自民、公明の委員のみなさんは納得して、請願の内容に反対の意見を言われたはずですので、紹介議員としての責任は果たしております。

それよりも、あの日の議会運営委員会では、目の前に請願者が傍聴しておられたのに、なぜ参考人として意見を聴かなかったのでしょうか。まったく不思議な光景でした。

さて、請願の内容についての反対とのご意見ですが、「全会派が参加する『世話人会』で、全会一致で決めているのだから、所信表明する必要は全くない」と言いきった発言を聞いて、私は、以前の議会に戻ったのか!?という錯覚にとらわれました!

だいたい、『世話人会』は任意の会議で非公開です。マスコミも入れていません。正式の会議録もありません。どうやって議長候補が決まっていったか、なぜその人なのか、どういう議会運営を行う候補者なのか、議会外から市民が知る術はないのです。これこそ、「市民不在」です。

開かれた議場で、議長候補が議員に所信表明演説をする、ということは、広く市民に所信表明するということです。今の時代、市民に開かれた議会改革には、必要不可欠です。

また、「議会改革検討調査会の検討事項になっている」「重要度は高くない」というのは、議会側が勝手にそうしているだけで、市民から、それはやはり重要だから実施してほしい、という請願なのですから、反対する理由になりません。

近隣県では、新潟県上越市議会の3月定例会の議長選挙の様子を、インターネット録画中継で見ました。所信表明は、議会基本条例に位置づけられています。

岐阜県高山市議会も、「高山市議会では、市民に開かれたわかりやすい議会づくりを進めることを目的に」正副議長になろうとする議員の「所信表明会を」4年間の試行期間を経て、平成27年から正式実施し、映像放映もしています。

合併前の旧富山市議会の議長選挙で、こんなことがありました。

2004年、平成16年6月定例会の最終日。最大会派が二つに分かれていた時です。(事前に会派間で水面下の多数派工作が盛んに行われました。)私たち日本共産党会派は、ある会派からの協力の申し入れを受け、少数意見の尊重、市民に開かれた民主的な議会運営などを約束するならと提案し、正副議長候補と覚え書きを取り交わし、支持することを決めました。

しかし、公の場での候補者の所信表明はないので、選んだ議員も何を基準に投票したのか、会議録ではまったくわかりません。

議長は2人の候補者への無記名投票による選挙で同数になり、くじ引きで決定した後、暫時休憩に入り、その後、会議再開の時刻になっても3つの会派(最大会派と一方の副議長候補の会派と別なもう一つの会派)が議場に現れず、いっこうに再開しないまま50分近く経って、再開したと思ったら議長がいきなり休憩を宣言。そのままお昼をまたぎ、その間にも、しきりに副議長選挙の多数派工作に来られましたが、私たちは、断り続け、議会の正常化を主張しました。議長が宣言した開会時刻を無断で破ってまで、水面下で何が行われていたのか、会議録からはわかりません。まったく市民不在の不透明な動き。このようなことは、今後絶対に許されないのです。

一昨年から、政務活動費の様々な不正が発覚し、現職議長や、議長・副議長経験者も多数が不正で辞職しました。そこには“閉鎖的な議会”という温床があったことがクローズアップされてきた富山市議会だからこそ、その深い反省に立って、市民からの積極的な提案を謙虚に受け止め、真剣に議論して、市民といっしょに、ともに改革を進めて行こうではありませんか!

この請願の採択を心から呼びかけまして、賛成討論といたします。

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