赤星議員の12月議会での拡充要求を受けて…
学童保育の予算大幅増額
赤星ゆかり議員は3月14日の一般質問で (1)学童保育の充実 (2)堀川南小学校の増築推進及び通学路の整備 (3)市立公民館の建替え促進 (4)市街地再開発事業等まちづくりの問題点と市財政について、取り上げました。
森市長 (赤星議員の)「指摘を受けて問題意識を持った」
赤星議員 国の指針・条例基準にそって拡充を
赤星議員は、12月議会で「学童保育に入れなくて仕事を辞めなければ…」というお母さんの声を紹介して、学童保育の充実を求めたと切り出し、新年度予算で学童保育の予算が大幅に増額(別項)された。その中で、条例基準の【40人以下】を大幅に超えている6校区で「受け皿」となる民間事業者の参入を促す新規の補助金(1億1200万円余)と利用児童数平均70人超の指導員の報酬を4人分から5人分に増額したことについて、「関係者から喜ばれており、スピーディな対応を歓迎する」と評価しました。
これらの手だてで「40人超の校区が条例基準に近づける見通しはどうか」との赤星議員の問いに、中村こども家庭部長は、「箇所数を増やすことで条例基準に近づけたい」と答弁しました。
厚労省の学童保育の「運営指針」を満たし、国の補助金が入っているのは60校区中19箇所との答弁を受け、赤星議員は「すべての校区で厚労省『指針』、条例基準に沿った学童保育をめざすべき」ともとめました。
森市長の答弁
(12月議会での赤星議員の)指摘があったので問題意識を持った。市の委託事業である「子ども会」で「拡充を」との意見だが、まず、民間参入の新しいシステムで様子を見たい。
2018年度増額された主な学童保育予算
○地域児童健全育成事業(「子ども会」)
増額 1億8,430万2千円
(2017年度…1億7,147万円)
- 児童数70人を超える校区の指導員の報酬を4人分→ 5人分へ増額。
- 柳町校区の子ども会移転費用。
○放課後児童健全育成事業(民間の学童クラブ)
拡充事業 3億5,683万3千円
( 2017年度… 2億6,587万4千円)
- 民間学童保育の補助実施40箇所→ 50箇所へ
○放課後児童健全育成事業特別拡充事業費(民間の学童クラブ開設促進)
新規事業 1億1,263万6千円
(2017年度… 予算計上なし)
- 「子ども会」の利用児童数が基準(40人)を大きく超えている校区や、受け皿が不足している校区等において、早急に拡充するため、開設経費に補助金を交付し、民間事業者の参入を促す。
- 利用児童数が基準(40人)を大きく超えている校区→ 芝園、豊田、堀川南、山室、山室中部、杉原
- 受け皿が不足している校区→ 藤ノ木